男女、友人、人間関係には相性がありますね。

ウマが合うとか息がぴったりとか表現しますね。

では、親子はどうでしょう。

親も子も別人格ですから、相性がありそうですね。
はぴあでは人間学の最高峰と言われているエニアグラムを取り入れてます。

では、そのエニアグラムでは親子の相性について、
どんなふうに言っているのでしょうか。

エニアグラムには相性に関する様々な理論がありますが、
その中でも代表的な考えがあります。

親子の関係でいうと、子どもは圧倒的に親の影響を受けますね。

相性が良い、悪いと言うことを大雑把に言ってしまえば、子供のタイプに対して、
親自身が親としての役割を果たしやすいか、果たしにくいかといったことになります。

エニアグラムでは人間を９つのタイプに分けています。
例えばタイプ7の親はみんなで楽しいことをやるのが大好きで、
衝動的な行動を起こしがちです。

一方タイプ5の子どもは煩わしい事は嫌いで、
そうした干渉に疲労しさらに内向的な姿勢になります。

こんなことがありました。

タイプ7のお母さんは明るく、みんなに慕われていて、
休みの日には外に出ていろんな人と関わりたいのです。
だから休みになると子どもを連れて遊びに行きます。

お母さんは自分がそれで気分がよくなるのだから、
子どももそうに違いないと思い込んで、子どもを連れ回しました。

タイプ5の子どもは内向的で9タイプの中でも一番ひとりが好きなタイプなんです。

タイプ5の子どもはエネルギシュではありません。
友達との人間関係にはエネルギーを使うので、

休みの日は読書など好きなことをして過ごしたいのです。

そうやって、ひとりの時間を作ってエネルギーを復活させ、
月曜日からの学校に備えるのです。

しかし、タイプ7のお母さんは、自分の子どもの気質を知らないから！
躍起になって子どもを刺激しようとします。
その結果、エネルギーが無くなった子どもは
月曜日から 学校に行けなくなったのです。

こんなことにならないためには、タイプ7の親が、
自分の気質と子供の気質を理解して、
刺激的な体験に巻き込みすぎないように心がければ、
弊害は防ぐことができますよね。

そしてタイプ7とタイプ5の共通点の
「好奇心の強さ」と「知的なものへの憧れ」が共有できれば、
実りある交流ができて、素晴らしい親子関係が築けるでしょう。

エニアグラムは親子の相性の構図を明らかに指摘することができますが、
同時にエニアグラムの知恵を活用すれば、
相性の良し悪しを超えたよい親子関係を築くことができます。

自分のタイプも子供のタイプも選べません。
相性が良いとか、悪いとか言うより、
その組み合わせの中で最もいい関係を築く心がけが大事なのではないでしょうか。

そのための様々な知恵をエニアグラムは用意しています。
まずは自分のタイプ、子どものタイプを把握することから始めましょう。