鬼滅の刃の鬼の正体？

心に興味がある方なら、インナーチャイルドという言葉を聞いたことがあるでしょう。

 インナーチャイルドは「内なる子ども心」と訳されます。

人は何才になっても、心の中にはインナーチャイルドがいます。

 それは心の思考パターンの原型だからです。

人は、生まれてから６才くらいまでの間に、人間関係の中での振る舞い方や、

出来事の感じ方、思考パターンをつくると言われています。

それはパソコンの基本ＯＳ（オペレーションシステム）のようなものです。

そのパターンの原型をつかって、誰もが人生をスタートします。

では、原型の思考パターンは何を基につくられるでしょうか。

それは、幼児期の家族に対する思いでつくられます。

小さな子どもにとって、世界のすべては家族です。

その中でも自分の両親は、この世界の原型なのです。

そこで人間関係のパターンをつくります。

それが、原型としてのインナーチャイルドというわけです。

しかし、人は日々成長しています。

家族だけだった世界が、やがて学校、会社、社会というように広がっていきます。

もともとの家族から独立して、他人とつきあう時間が長くなっていきます。

私たちは、世界が広がるにつれ古いインナーチャイルドをバージョンアップしながら、

他人や社会と接していきます。

バージョンアップとはより広い視野を持てること、

行動力が増え、周りと調和が広がることです。

経験を通して、新しいソフト（他人・出来事）にも十分対応できる智恵を増やすことが、
大人になるということです。

インナーチャイルドはあなたを含め人のこころの原型です。

それは才能を示してくれるものであり、人生の方向性でもあります。

しかし、現在、人間関係で問題を抱えていたり、社会で活躍できなかったり、

病気だったり、親や家族を嫌いだとしたら、
こころにバージョンアップできていないインナーチャイルドがいる証拠です。

つまり、こころが視野の狭い子どものままに、とどまっている状態だということです。

 それが鬼の正体です。

この講座で教えたいのは、鬼化せずに逆の方向、相手と自分を成長へと導く方法です。