アンガーマネジメントとは

 

なぜ今、アンガーマネジメントなのか？
〜アンガーマネジメントが求められる背景〜

アメリカでは一般的なアンガーマネジメントも日本での知名度はまだまだです。
アンガーマネジメントは1970年代にアメリカではじまり、今では小学校のプログラムから、結婚、人間関係、企業のエグゼクティブの研修にまで幅広く取り入れられています。
映画やテレビドラマの題名になるほど一般的に浸透しています。

これほどアメリカでは一般的なアンガーマネジメントも日本ではこれまであまり普及することがありませんでした。なぜなら、日本人は人前で怒ってはいけない、大人は怒ってはいけない、怒ることは和を乱すこと等々の躾、価値観をなんとなく持っていたからです。

ただ、実際のところ、自分の怒りの感情に悩みを抱える人は多く、躾や精神論ではどうにもならなく、なんとかしたいと思っている人は急増しています。
その背景として、社会の価値観の多様化があります。
ごくごく簡単に言ってしまえば、人は自分の価値観とあわない現実を目の前にしたときに怒りを感じます。
価値観が多様化した社会では、自分の価値観とあわない現実をこれまでよりも多く目にする機会が増えています。

以前であれば、会社とはこういういもの、先生が言っていることが正しい、働くとは、結婚とは、こどもとは等々、みんながなんとなく共有している価値観がありました。ところが、今は自由に何でも思っていいよという社会に変わってきた結果、自分とは違う価値観を受け入れなければいけないことも多くなりました。
その結果、現代人はイライラしている人が増えることになりました。

メディアも怒りの感情のコントロールという分野に大きく注目をしています。当会のWEBサイトのメディア掲載実績にもあるとおり、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞等のメディアから毎月取材を受けています。当会理事の嶋津の「怒らない技術」シリーズも累計70万部を超える大ベストセラーとなっています。
こうした活動にともない、全国の企業、学校、PTA、病院、看護協会などからも講演依頼を数多くいただいています。