沖縄県知事選挙出馬表明と「孫子の兵法」
アリが象を倒すための「孫子の兵法」ケーススタディー講演会
突然の不意打ちにさすがの政府も官僚も舌を巻いたはず―
当初、竹富町の教科書問題は国との裁判闘争が予定されていた。しかし、琉球独立を公約に掲げた出馬表明は政府に衝撃を与えずにはおかなかった。表明して約ひと月、予定していた裁判闘争は国が折れて幕引きとなり竹富町の教科書選定問題は自主独立が認められるように―
実は孫子の兵法とは無勢のリーダーが熟知すべき必須アイテム。
混迷深まる現代を勝ち抜かんとするリーダー必聴の原理原則。
実践報告を織り交ぜながら現場ですぐに活用できる兵法(リーダーシップ論)に乞うご期待!
セミナー詳細情報
内容一部紹介
*古えの所謂善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり。故に善く戦う者の勝つや、智名も無く、勇功も無し(昔の戦いに巧みと言われた人は、普通の人では見分けのつかない勝ちやすい機会をとらえて、そこで打ち勝ったものである。だから、戦いに巧みな人が勝った場合には、知謀優れた名誉もなければ、武勇優れた手柄もない)孫子の兵法:形篇より
今回の沖縄県知事選挙の真実の勝者はだれか?
利という側面で論ずるなら明らかに私。沖縄県知事選挙という独立させやすい機会をとらえてパンドラの箱を開けた功績は大きく、琉球史に長く名を残すのは私に違いないからです。しかし、真実の勝者が私であることはほとんどの人が気づかないから無論名誉も手柄もありません。
琉球独立の支持層が広がったことは今回の那覇市議補欠選挙の結果に如実に現れました。独立を目指す候補者の得票合計が投票総数の42%を上回ったことが何よりの証明。今後、独立に向けて動きが加速していくはず―つまり立候補表明の目的が独立を実現に近づけることにあったわけです。
*剛柔皆な得るは地の理なり(剛強な者も柔弱な者も等しく充分な働きをするのは、土地の形勢の道理によるものである)孫子の兵法九地篇より
「土地の形成の道理」どのような環境に身を置くか、それを熟慮し決断することが最重要になる。
先ずは我が身を常に窮地に置くようにし、次に家族を常に窮地に置くようにすることで、我および家族は洗練され団結して和楽の家族になる。次に同僚を窮地に置くことで同僚は洗練され業績が上がるようになる。そして組織全体を窮地に置くことで団結してことに対処し目標に到達することができる。窮地をどう解するか―明確なる役割と責任を与え、目標、計画、期限をつけることが窮地に通じていく―(講演より)
*無法の賞を施し、無政の令を懸くれば、三軍の衆を犯[もち]うること一人を使うが若し(ふつうのきまりを越えた重賞を施し、ふつうの定めにこだわらない禁令を掲げるなら、全軍の大部隊を働かせるのも、ただの一人を使うようなものである)孫子の兵法九地篇より
大企業がこれをやっている。零細企業ではこれがなかなかできない。だから、これに代わるものを考えるのが経営者の役目となる。考えてもわからないのなら社員に訊くのも一計。夢を与えるか、休みを与えるか、勤務時間を柔軟にするか、一人一人価値観が違うから、人数が少ないほど、対応はしやすい。
*これを犯うるに事を以てして、告ぐるに言を以てすること勿かれ(軍隊を働かせるのは、任務を与えるだけにして、その理由を説明してはならない。軍隊を働かせるのは、有利なことだけを知らせて、その害になることを告げてはならない)孫子の兵法九地篇より
夢を語りながら任務だけを与えることが重要で、いちいち理由を説明していると任務に対するやる気をそぐことになりかねない。
*これを亡地に投じて然る後に存し、これを死地に陥れて然る後に生く。夫れ衆は害に陥りて然る後に能く勝敗を為す(誰にも知られずに、軍隊を滅亡すべき状況に投げ入れてこそ、はじめて滅亡を逃れる。死すべき状況に陥れてこそ、はじめて生き延びる。そもそも、兵士たちは、そうした危難に陥ってこそ、はじめて勝敗を自由にすることができるものである)孫子の兵法九地篇より
個人も組織も窮地に置かれてこそ力量を発揮する。仮に発揮しなければ死ぬほかはないからである。よってどこまでリーダーが自分を追い詰めることができるかにすべては集約される。ガンジーは常に死を覚悟して非暴力不服従を貫き、断食を敢行したがゆえに独立を勝ちとった。自身を窮地に追い込むことがリーダーの最重要なテーマと言える。
エピローグ*これから私がやろうとしていること
勝者の民を戦わしむるや〔〔→勝を称る者の民を戦わすや〕〕、積水を千仭の谿に決するが若き者は、形[かたち]なり
(彼我の勝敗を計量する者が、人民を戦闘させるにあたり、満々とたたえた水を千仭の谷底へ決壊させるように仕組むのは、それこそが勝利に至る態勢なのである)孫子の兵法:形篇(必勝の形をつくる)より
今回の知事選で琉球独立に向けたパンドラの箱は遂に開かれた。「満々とたたえた水を千仭の谷底へ決壊させるように仕組む」ことがこれからなすべき私の課題であり、そのためには人心の発酵をしばし待つ必要がある。「時をつくりつつ時を待つ」、これが「戦わずして勝つ」上策と心得ているから、一人しばしの沈黙を保つ―
セミナー名 | 沖縄県知事選挙出馬表明と「孫子の兵法」 |
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講師名 | 大城浩詩 |
開催日時 |
2014年
12月
22日
14時
00分 ~
16時
00分
(受付開始:13:30) |
定員 | 45名 |
会場 | 浦添市産業振興センター 結の街 3F小研修室 |
会場の連絡先 | 098-870-1123 |
所在地 | 沖縄県浦添市 |
受講料 | 10,000円 |
お支払い方法 | 琉球銀行 名護支店 店番号 402 口座番号 215770 口座名義 経済リサーチ 大城浩 |
申込締切 | 2014年 12月 21日 |
準備するもの | 筆記用具 |
キャンセルについて | 当日キャンセルの場合、返金はできませんので予めご了承くださいませ。 |
備考 | |
主催者 | 経済リサーチ |
お問い合わせ先 | 098-968-8738  [メールでのお問い合わせはこちら] |
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